〒652-0803 神戸市兵庫区大開通8丁目1番24西脇ビル2F
TEL 078-579-6225
授業時間:(月~金)午後4時15分~午後9時30分 土日・第5曜日休
最近では、教科書がサブに回り、要点のつまったプリントや演習テキストをメインに授業を進める形態が増えておりますが、こうした素材はすべて教科書から取り出されたものであり、元の教科書を知らないで利用するととんでもないおぼえ方をしてしまいます。プリントやテキストが分からなくなったからといって、一問一答集や用語集だけをおぼえても、単体だけをおぼえても実践力が促せません。おぼえる前にまずは教科書を「見る」「読む」ことが大事です。とはいっても、文章の意味が分からなかったり、おぼえにくい言葉がゴロゴロして理解に苦しんだりすることでしょう。社会科のお勉強で最初に落ち込むところがココです。
そしてそうした素材が挿入されているページには、必ずそれらの説明が文章の中にあります。そこで「読む」作業、つまり"言葉を知る"作業に入ります。苦手な方は、説明の箇所が突き止められなくてうやむやにしてしまいがちです。『そのページに登場する「太字」のワードを含む文章、フレーズ』を突き止めましょう!当学院では、こうした突き止める箇所をしっかり伝えて、大事な部分を的確に指導します。教科書が読めない場合は、登場する言葉に対してもしっかり教えます。用語集や問題集を買うよりも、まずは"教科書"です。
教科書がある程度使えるようになったら、ここで問題集の登場となるのですが、問題集は、やはり教科書に準拠したものを使うのが良いでしょう。こうした問題集には、教科書の重要部分(太字の言葉、絵、写真、グラフ、表など)を使った確認問題が必ずございます。この確認問題を最初は直接書き込まず、空いた用紙やノートなどで書いていきます。正答率が満足できたら(本当は正答率100%が良い)テキストに直接書き込んでいきます。特に当学院での授業や自習時では、社会科のみならず、テキストを直接書き込まず、ノートなどを用意してこれに書き込むことが重要であると教えており、先生に頼らず、家で一人学習して初めて直接書き込みを行うことで、自身がしっかり理解できたかを確認させます。これぞ復習です!
"何と(710年)大きな平城京"、"鳴くよ(794)ウグイス平安京"など、古来から有名なおぼえ方はありますが、人から教わったおぼえ方は忘れるものです。そこで、独自でおぼえ方を創作するのもおぼえる手段の一つです。たとえば、"(日本アルプスで)地図上で右からあいうえお順に「赤石」「木曽」「飛驒」"、"「日清戦争」、「日露戦争」、「第一次世界大戦」の勃発年は順に1894年、1904年、1914年と10年おき"、10年おきなら"1919年、1929年、1939年だとベルサイユ条約、世界恐慌、第二次世界大戦"、"真言宗は「空海」、「高野山」「金剛峯寺」で頭文字が「K」つながり(これ以外は最澄の天台宗関連)"、"「黄色の畑に長い稲」は中国の黄河流域の畑作と長江流域の稲作"などのおぼえ方を伝授しております。おぼえ方は他にもたくさんございます。
世界史の苦手理由として、"範囲が広い"、"名称が人か物か地名かわからない"、"時代が長すぎる"、"おぼえる用語が多すぎる"といった声をよく聞きます。名称の理解はとにかく、広範囲で、量が多いのは、他の科目も同じと言ってしまえばそれまでですので、あえて世界史を他の科目より面白くできるような説明をしてみようかと思います。
教科書も高校生用とはいえ、そう簡単に読み込めるものではありませんが、大学受験での世界史学習法で言われることは、まずは「教科書の精読」です。中学と同様、問題集を買うよりもまずは教科書を読むこと。